年末年始の暴飲・暴食
新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。
年末年始はどうお過ごしでしたか?ついつい食べすぎたり、飲みすぎたりして、いわゆる正月太りというのをしてしまった方も多いのではないかと思います。そこで暴飲・暴食をしたときの胃の仕組みと、すると良い行動について説明します。
まず、通常の食後の胃は、食べ物が胃に入ってくると、胃の天井部が大きく膨らんで受け入れます。そして、食べ物が胃の上部にたまると、消化に必要な胃液が胃壁から分泌されると同時に、胃が波打つように収縮します。通常食べ物が胃のなかに溜まる時間は2〜3時間なのですが、脂っこいものをたくさん食べた時は消化するのに5〜6時間かかる場合もあると言われています。
胃もたれはこのように食べ物が胃に滞在する時間が長いため、消化が不十分のまま送り出され十二指腸では処理できずに胃に溜まることによって起こるのです。
また、胃は深夜から明け方にかけて、掃除をします。そのため胃腸に負担をかけないためには、22時以降食べすぎないよう気をつけたり、寝る3時間前までに食べ終えておくなど心がけましょう。
もし、暴飲暴食をしてしまった次の日などは胃の調子が治るまでは消化の良いものを少しずつ摂るようにし、日頃からゆっくりとよく噛んで食べることを意識しましょう。